いつ抜き取っても効果はありますが、特に花の咲く秋季(10月頃)に実施すると、セイタカアワダチソウの花が目立って、ほかの植物と見分けやすいため、作業しやすいでしょう。
セイタカアワダチソウは多年草で、刈り取った場合、翌年も地中の地下茎から成長することから、抜き取る除草方法が効果的です。
地下部に栄養を蓄えている秋季の抜き取りは、効果の面からみてもよい対策といえます。
特徴
北アメリカ原産。河原や市街の空き地などでよくみられる。河川では水に浸かりにくい高水敷に生育する。タネで増えるほか、地下茎を伸ばして分布を広げる。
◆開花期:秋(10~11月ごろ)に花を咲かせる。果実には毛があり、風で広がる。
◆特 徴:草丈は高く、2~3mに成長する。花が特徴的で、黄色の小花が円錐形につく。葉や茎には短い毛があり、触るとザラザラする。(花をつける前は、希少種のタコノアシに似るが、タコノアシは湿地に生育し、葉や茎に毛はない。)