概要

荒川の下流部は、年間1,500万人が訪れ、多くの人びとの憩いの場となっているとともに、河川敷の約2割にはヨシ原や干潟などの自然も残され、都心における動植物の貴重な生息・生育環境となっています。

 しかしながら、河川敷の自然地においては、適正な管理が行き届かなかった結果、外来種の繁茂や高水敷の樹林化、漂着ゴミの堆積などの問題が生じています。健全な河川環境を維持するためには、多くの方々のご協力を得ながら、自然地の管理を行うことが必要です。

 「荒川下流自然地管理アダプト制度」は、上記のような現状を受け、市民団体、学校、企業等の沿川地域のみなさんに「荒川水辺サポーター」となっていただき、河川管理者、地元自治体と連携しながら、自然地の維持管理を実施していただく新しい取り組みです。

 自然豊かで、人びとの憩いの場である河川環境を、末永く守っていくために、力をあわせて取り組みを進めていきましょう。