参考2 安全管理

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 荒川水辺サポーターの活動を実施するにあたって、最も大切なのは、参加者のみなさんの安全です。各団体において、活動計画をたてる際は、万全の危険予防措置と安全対策を講じてください。

(1)現地の地形や、気象、河川の水量、潮の満ち干きに注意してください

  • 河川敷には、傾斜地(でこぼこした場所)や湿地(水たまりやぬかるみ)などの地形変化があり、植物等が繁茂して水面との境が見えづらい場所もあるため、注意して活動してください。
  • 活動前には、必ず天気を調べてください(注意報、警報や川の水位をチェック)。雨の日だけでなく、雨が降った後など、川の水量が増えているときに水辺に近づくのは、大変危険です。危険と判断される際には、活動を中止・中断してください。 なお、雨量や水位などのリアルタイム情報は、国土交通省が運営する「川の防災情報[外部サイト]」からも確認できるので、川で活動するときには活用してください。
  • 川の水位は、潮の満ち引きの影響を受けて変化します。水際では、干潮時に干潟となっている場所も、数時間後には水面となってしまう場合もあります。水際で活動する際は、特に潮の満ち引きに注意してください。

(2)危険な動植物に注意してください

  • 河川敷には、アシナガバチなどのハチ類や、ヤマカガシ・マムシなどのヘビ類など、刺されたり咬まれたりすると、危険な動物がいることがあります。こうしたヘビ類やハチ類が活動している暖かい時期には、十分注意し、もし見かけたら、刺激しないようにその場を離れてください。
  • 自然地には、ノイバラなどドゲのある植物が生育している場所もあり、ケガをしないよう注意が必要です。なお、草刈り後には、鋭くなっている刈った草の切り口でケガをしないように注意するとともに、その上に転ぶと危険なため、足元にも十分気をつけてください。

(3)交通安全に注意してください

  • 自然地脇の緊急用河川敷道路は、自転車が行き来します。自然地からの急な飛び出しは、走行している自転車との衝突・転倒を招き、大変危険ですから絶対にやめましょう。

(4)マナーとルールを守って安全に活動してください

  • 活動時には、安全について管理・監督する管理者を決めるなどし、参加者の安全に十分配慮してください。(事前に、危険箇所の確認や、参加者への服装・持ち物の周知、応急処置セットの持参、緊急時連絡先の確認、などを行いましょう。)
  • ケガを防ぐため、長そで・長ズボンを着る、歩きやすい運動靴や長ぐつを履く、また軍手着用を徹底するなど、服装にも十分気をつけましょう。
  • 水辺にはひとりで行かないようにし、特に子どもだけで川に行かないように注意してください。(※公益財団法人河川財団が運営するサイト「子どもの水辺サポートセンター[外部サイト]」などで公開しているマナーや注意を参考に、安全には十分注意して活動してください。)
  • 暑い時期に活動する場合には、熱中症にはくれぐれも注意し、十分な予防措置(ぼうし着用、定期的な水分補給と休憩、日陰の確保、氷の準備、等)を講じてください。

(5)その他の安全・安心に関する留意点等

  • 万一の事故・ケガを想定し、事前に保険加入しておくことも大切です。参加者のケガを補償する傷害保険、イベント主催者の賠償責任を補償する賠償責任保険があります。なお、保険には各種、加入条件や保険が支払われない場合など、細かな規定があるので、活動内容や参加者等に応じて適切な保険を検討してください。
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